年季の入った硯、骨董品として価値があるのか?

我が家にはいつからあるのかわからない硯が現役で使われています。子供の頃に持っていたお習字セットを家でひらくことはなく、夏休みや冬休みの書き初めは家にあるこの硯と筆を使って書いていました。ちょっとした手紙の宛名にもこの硯と毛筆を使ってかいたりと、ひょいとボールペンを手に取るような感覚で毛筆を使用していたのです。その硯はいつも和室の小さな机の上においてあって、家族誰もが必要に応じて使っていました。てっきり祖父母の持ち物かと思っていたのですが、お互い、あなたのものだと思っていた!と言い合っており、いつ誰が購入して使い始めたのか全くわかりません。テレビを見ながら骨董品についてあれこれと喋っていたときに家族全員が思い浮かんだのがこの硯です。古道具としての条件はクリア、作者名などは特にありませんが、こんな古いものが現存しているということ自体希少価値なのではないかということで盛り上がっています。価値はわかりませんが、お金に困ったらこの硯を売ろう!と冗談交じりに話し楽しんでいます。